自由の風が吹く場所で ~Letter from Stanford~
2012年秋からStanford GSBにて新たなチャレンジが始まります!
最近日本の大学生がStanfordやシリコンバレーにやってくることが結構あって夕食会に参加することも多いので彼らに話していることでもここでシェアしようかと思います。おそらくここで語ることはMBAに興味を持っている人にも関係があるのではないかと思います。
メッセージ1
自分の能力を過小評価せず、能力を最大限発揮できるところで働きましょう。
スタンフォードの同級生はハーバードやイェールといった名だたる大学の出身者も多く彼らと一緒に活動しているわけですが、日本の大学出身者と比べて特に能力が非常に高いということは感じません。むしろ数学や論理的な思考力などは日本の上位層の大学の学生の方が圧倒的に優れていることのほうが多いように思います。ただ、それでもアメリカの一流大学を卒業している人のほうがすごいことをやっているような感じがするのはおそらく彼らは自分の能力が世界でも上位数%に属しているということをよく認識していて、その能力を最大限発揮できる場所に自分を置くということを意識している一方、日本の大学生は大企業に入って安定した生活を手に入れることに重きを置く傾向が強く結果的に能力を最大限発揮していないというところに違いがある気がします。
常に自分の能力を最大限発揮できているのか、自分がいる場所は能力を最大限発揮できる場所なのかということを意識し、そうでないということになったら場所を移るか、その場所を変革しなければならないということだと思います。例えば、日本の大企業で飼い殺されているような気がしてきたら転職するかその企業を変えることに最大限の能力を使うといった形で何か能動的なアクションを起こすべきでしょう。せっかくの能力を使わずにいることは自分にとっても世の中にとってももったいないとしか言いようがありません。
メッセージ2
世の中を変えるのに必要なのは、ビジョンを持った人、専門家、投資家。自分はどの立場で世界を変えたいですか?
世界を変えるビジョンを持った人はそれを実現するために必要な専門家を三顧の礼を持って迎え入れる事が必要で、投資家がそれに金銭的なサポートをするということです。例えば、世界を変えるようなネットビジネスのアイデアを持っている人がいたとして、彼は全くプログラミングもできなければ、物を売った経験もない、しかも会計のこともわからないし、お金もない、でもビジョンを熱く語り、人を惹きつける能力があれば必要な専門性を持った人を集めてきてチームを作り、投資家からお金を得て実際にビジネスを起こし世界を変えられるわけです。
世の中うまく出来ていて、一人の人間が上記すべてを持つことはほとんど不可能で、必ず協力しあわなければ世界を変えることはできないんですね。ただ、世界を変えない大部分の人は上記3つのどれでもないわけです。ビジョンも専門性もお金も努力しなければついてきません。しかし、自分がどういう立ち位置で挑戦するかが決まらないと努力すべきこともわかりません。
また、ビジョンや専門性、お金だけでなく意識すべき部分も違うと思います。例えば、自分がビジョンを持った人間であるのであれば、そのビジョンによって専門性を持った人を惹きつけ、チームを作ってゴールを目指すことを強く意識すべきですし、自分が専門家であるのであれば、できるだけ多くの人の話を聞き、自分の人生を掛けるに値するビジョンを持った人に出会うこと、出会ったらリスクを取って挑戦することが重要でしょうし、投資家であれば繰り返しの経験の中でどういうビジョン、どういう経営者、どういうチームであれば実際に世界を変えられるかを見極められるようになることが大事でしょう。立ち位置が見極められなければ必要な部分を十分に育てられないかもしれません。
上記の話はもちろん、日本の大学生に刺激を与えるために多少話をシンプルにしていますし、現実を知ればそんなに簡単なもんじゃないと思われる方もいるかもしれませんが、スタンフォードのMBAは上記のようなメンタリティを持っている気がしますし、それを信じて頑張ってみる人生のほうが楽しい気がします。大人と議論すると日本社会と欧米社会の成り立ちの違いや失敗した人が再チャレンジできる世の中など更に色々なトピックを語り合いますが、結局のところ若い大学生の立場からすれば日本に縛られることはないし、日本にこだわるのであれば日本社会を変えていくしかないんだということだと思います。
メッセージ1
自分の能力を過小評価せず、能力を最大限発揮できるところで働きましょう。
スタンフォードの同級生はハーバードやイェールといった名だたる大学の出身者も多く彼らと一緒に活動しているわけですが、日本の大学出身者と比べて特に能力が非常に高いということは感じません。むしろ数学や論理的な思考力などは日本の上位層の大学の学生の方が圧倒的に優れていることのほうが多いように思います。ただ、それでもアメリカの一流大学を卒業している人のほうがすごいことをやっているような感じがするのはおそらく彼らは自分の能力が世界でも上位数%に属しているということをよく認識していて、その能力を最大限発揮できる場所に自分を置くということを意識している一方、日本の大学生は大企業に入って安定した生活を手に入れることに重きを置く傾向が強く結果的に能力を最大限発揮していないというところに違いがある気がします。
常に自分の能力を最大限発揮できているのか、自分がいる場所は能力を最大限発揮できる場所なのかということを意識し、そうでないということになったら場所を移るか、その場所を変革しなければならないということだと思います。例えば、日本の大企業で飼い殺されているような気がしてきたら転職するかその企業を変えることに最大限の能力を使うといった形で何か能動的なアクションを起こすべきでしょう。せっかくの能力を使わずにいることは自分にとっても世の中にとってももったいないとしか言いようがありません。
メッセージ2
世の中を変えるのに必要なのは、ビジョンを持った人、専門家、投資家。自分はどの立場で世界を変えたいですか?
世界を変えるビジョンを持った人はそれを実現するために必要な専門家を三顧の礼を持って迎え入れる事が必要で、投資家がそれに金銭的なサポートをするということです。例えば、世界を変えるようなネットビジネスのアイデアを持っている人がいたとして、彼は全くプログラミングもできなければ、物を売った経験もない、しかも会計のこともわからないし、お金もない、でもビジョンを熱く語り、人を惹きつける能力があれば必要な専門性を持った人を集めてきてチームを作り、投資家からお金を得て実際にビジネスを起こし世界を変えられるわけです。
世の中うまく出来ていて、一人の人間が上記すべてを持つことはほとんど不可能で、必ず協力しあわなければ世界を変えることはできないんですね。ただ、世界を変えない大部分の人は上記3つのどれでもないわけです。ビジョンも専門性もお金も努力しなければついてきません。しかし、自分がどういう立ち位置で挑戦するかが決まらないと努力すべきこともわかりません。
また、ビジョンや専門性、お金だけでなく意識すべき部分も違うと思います。例えば、自分がビジョンを持った人間であるのであれば、そのビジョンによって専門性を持った人を惹きつけ、チームを作ってゴールを目指すことを強く意識すべきですし、自分が専門家であるのであれば、できるだけ多くの人の話を聞き、自分の人生を掛けるに値するビジョンを持った人に出会うこと、出会ったらリスクを取って挑戦することが重要でしょうし、投資家であれば繰り返しの経験の中でどういうビジョン、どういう経営者、どういうチームであれば実際に世界を変えられるかを見極められるようになることが大事でしょう。立ち位置が見極められなければ必要な部分を十分に育てられないかもしれません。
上記の話はもちろん、日本の大学生に刺激を与えるために多少話をシンプルにしていますし、現実を知ればそんなに簡単なもんじゃないと思われる方もいるかもしれませんが、スタンフォードのMBAは上記のようなメンタリティを持っている気がしますし、それを信じて頑張ってみる人生のほうが楽しい気がします。大人と議論すると日本社会と欧米社会の成り立ちの違いや失敗した人が再チャレンジできる世の中など更に色々なトピックを語り合いますが、結局のところ若い大学生の立場からすれば日本に縛られることはないし、日本にこだわるのであれば日本社会を変えていくしかないんだということだと思います。
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