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2013
08/27

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インターンシップについて

インターンのまとめを書かなきゃと思いながら結構忙しい日々になってしまって放置が続いてしまっていました。。
MBAの1年目が終わった6月中旬から8月の頭まで香港の投資ファンドにてインターンをしてきました。投資経験がない中でバイサイドの仕事ということでどうなることかと思っていましたが非常に楽しい一月半を過ごすことが出来ました。

インターンの具体的な中身に入る前に、最近、どうやって全く関係のない業種のインターンを取ったのかということを聞かれる事が多いので非常に簡単ではありますが、まずインターン獲得までの流れを書いてみます。事の発端は親しくしてもらっているMBA卒業生からの「香港のファンドが最近の日本の政策について知りたがっているからちょっと電話で話してあげてよ」という電話でした。この卒業生の方とは最近の政策について度々話していたので白羽の矢が立ったということだと思います。そして、ファンドとの電話ミーティングの最後に「投資業界でのインターンを探している」ということを伝えたところレジュメを送ってくれということになり2回の面接を経てインターン獲得に至ったというわけです。面接ではこれまで関わってきた仕事について説明すること、彼らのビジネスについて教えてもらうこと、彼らが持っている投資案件で興味があるもののすり合わせをすることがメインでした。従って選考されているというよりは既にインターンの中身について相談するという感じでした。一般的に投資ファンドでのインターンは相手の投資戦略に合った投資案件をプレゼンしたり、投資に関する高度な知識を確認されたりすることもあると言われていますが、自分の場合は電話ミーティングの段階で自分の経験や知識は彼らの役に立つと判断してもらえたのではないかと思います。

こういう風に書くとラッキーでインターンゲットしたのね…と見えると思います。そして、ラッキーで取ったという話じゃぁあんまり参考にならないなぁと思われるかもしれません。しかし、アメリカでのインターン探しの多くはこういうラッキーに見える形で決まっていくものです。基本的にトラディッショナル系と呼ばれる大手企業でのインターンを狙う場合を除けば皆ラッキーで採用に至っているのです。このラッキーな出会いを戦略的に創りだすことをネットワーキングと呼ぶと捉えるのが正しいと思います。そしてラッキーでインターンを探すことをネットワークベースでのインターン探しと呼ぶのです。自分の場合、①件の卒業生に限らず同級生や先輩、たまたまイベントであった方に至るまで非常に多くの人と日本の社会や政策について議論し自分がその道に詳しいということを周りから認識してもらっていたという素地があったこと、②自分が投資ファンド、スタートアップ、NPOのどれかでインターンをしたいと思っているということを理由ややりたいことを合わせてあちこちで色々な人に話していて、”あいつはファンドでのインターンを探している”ということを周りに認識してもらっていたこと、という2つの行動をとってきたという経緯があり、たまたま卒業生がファンドから日本の政策について相談を受けた際に、そういえばゆーたがインターン探しているなぁと思い起こし、あいつは政策にも詳しいし、ちょうどいい機会だからインターンを見つけられるように手柄を建てられる場面を作ってやろうと配慮してくれたというのが実態なのです。おそらく上記の2つを行っていなかったら卒業生は自分でファンドの相談に答えて自分はそれを知ることすらなかったと思います。

つまり、毎年採用しているような大きな企業でのインターン探しを除けば基本的には、①自分について周りに知ってもらうこと、②相手についても知り、機会があれば自分も情報提供したり貢献すること、という双方向の取り組みをすることでラッキーをたぐり寄せる必要があるということです。ネットワーキングというと日本人は名刺交換して肩書と仕事内容をお互いに紹介しあって終わるイメージがありますが、そこからどう実を結んでいくかという点はあまり強くない気がします。正しくネットワークを構築していくということは意識的に行わないといけないなぁということはMBAに入学してから学んだことの1つです。自分も英語力の壁などもあり、アメリカ人と満足が行くほどネットワーキングができているかというとまだまだだと言わざるを得ませんが(こちらから貢献できる余地も相当小さいですし…)、この点は引き続き頑張らないといけないと思っています。

さて、前置きが長くなりましたが、ようやくインターンの中身についてです…。ファンドでのインターンでは投資家サイドで仕事をすることで経済政策が実際の経済主体の行動にどういう影響を与えているのかを大いに学ぶことが出来ました。守秘義務もあるので細かいところは書くことができませんが、経済政策の変更が色々な経済主体の行動をどう変え、それが投資対象となる会社のビジネスにどういう影響をあたえるのかということを2〜4年のスパンで予想し、ファイナンシャルモデルに落とし込み、実際の投資の意思決定をするというある意味投資の教科書的な戦略を取っているファンドでした。非常に平たく言えばインターンを通じて①どういう経済政策の変更が起こりそうなのか、②それがどういう風に社会に伝播していくと考えられるか、という2つの点を分析する仕事をしてきました。もちろんインサイダー情報には最新の注意を払う必要がありますが、役所で働いてきて政策がどう転がっていくかという勘所のようなものは理解していますし、自分自身が大きな社会の動きを捉えることは得意としているのでその点ではファンドに貢献できたのではないかと思います。

一方で社会の変化が特定の会社のビジネスにどういう影響を与えそうか、それが最終的に経営状況、株価にどう反映されていくのか、それを踏まえてどういう投資判断をすべきかという投資家としてのスキルやセンスの部分は貢献するというよりこちらが学ばせてもらうという感じでした。ファンドのメンバーもそこは学んでいってもらう部分だと思っていると明言してくれていたので後ろめたさはなく、色々教えてもらってきました。

また、投資銀行などのいわゆるセルサイドとのミーティングにも参加させてもらったり、関係者へのインタビューもさせてもらったり日々のプラクティカルな業務にも関わらせてもらったのでどういうふうに仕事が進んでいるのかという点も間近で感じることが出来ました。面白かったのは香港のファンド業界の方が個人的な繋がりで集まって行っている勉強会のようなものに混ざらせてもらったことです。昨今の日本の経済政策の変化が香港のファンドにとってどういうインプリケーションがあるのか、変わったものと変わっていないものは何なのか、総合的に見て日本市場は高い参入障壁を超えてでも進出すべきなのかということが議論されていて大変刺激的であると同時に、投資家サイドから見て日本政府や社会のどこ部分に引っかかりを感じているのかということを知ることは非常に示唆的でした。

もちろん、仕事だけでなく香港がなぜ投資家を集めることができたのか、香港社会に魅力と問題点なども肌で感じることができて非常に良い経験が出来ました。まぁ社会構造とかという以前に相当蒸し暑くて着いた日には夏バテするほどだったのでカリフォルニアと比べて気候面では相当差があると思います。とは言え、香港は相当に親日な土地柄でビジネス上も日本が未だに重要な地位を占めているという点で日本人が日本人であることを忘れずに仕事が出来る環境でありそういう意味ではウォールストリートよりも過ごしやすいと思います。

そんなわけで香港での1月半は非常に学びの多い素晴らしいインターンになりました。そして、実はこの記事は次のインターン(というよりは学校のプログラムですが)の地であるリベリアに向かう飛行機の中で書いています(このフレーズ一つ前の記事でも書いた気が…)。実はここに辿り着くまでに大量の予防注射や薬の投与などに加え、Visa取得など様々なハードルが有りようやく出発だ…という感じです。今この飛行機の中では期待と不安で言うと不安のほうが若干大きい気がしています。マラリアやら治安の問題やら色々不安な点はあります。一方で、人生観に大きな影響をあたえるような経験ができるのではないかという期待も大きいです。プログラム自体はボストンのNPOがホストしてくれるのですが、リベリアのオフィスには今1人しかいないらしく、基本的には自分でオフィスに行ってリベリア厚生省の方と仕事をしてくるという感じらしく放置プレー感がすごいです。逆に放置されるからお客様生活というかツアーで行ってきましたというのではなく1月間自分で生活をしてくるという感じになりそうなのでその分学びは大きい気がします。

ということで、リベリアでの新生活がスタートしました。リベリア珍道中編に乞うご期待です笑。
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プロフィール

ゆーた

Author:ゆーた
カリフォルニアのパロアルトでMBA生活を送る29歳。

Stanford MBAでの生活も終盤に差し掛かってきました。こちらでの生活を通じて考えたこと、感じたことを徒然と書いていきたいと思います。

受験記録に引き続き、米西海岸よりお便りを届けたいと思います。

Twitterやってます。
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