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2013
06/14

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1年目終了のまとめ

早いものでもうMBAに入学してから1年が経ってしまいました。2年はあっという間と聞いていましたが本当にそのとおりだと思います。ただ、振り返ってみると1年で色々考えさせられることも多く自分の人生の中で最も濃い1年の1つであったことは間違いないと思います。

自分の人生このままでいいのだろうか?というのがこの1年のテーマだったような気がします。運良くStanfordは自分が信じてきたビジョンやキャリアアスピレーションに対してチャレンジしてくれる場面が多くて、その度に自分にとって何が最も大事なのか、つまりコアバリューは何だったっけ?という部分に立ち戻らなければなりませんでした。しかも、滝のように新しい価値観や視点が流れ込んでくるような場所ですのでコアバリューにも影響を与えられてきました。ただ自分のコアである、システムとダイナミズムを理解し、利用し、そしてよりよいものをつくり上げるという部分を強く認識させられることも多く、例えば、スタートアップの話題でもどうも社会システムレベルにまでアクセスできるようなテーマでないとあまり魅力を感じなかったりして、ある意味プロセスよりも結果やインパクト重視なんだということを改めて確認できました。

そういう中で、1年かけて今の自分なりに考えた最も正しいと思える人生の仮説を形作るとともに、可能な限り早く確認しなければならない仮説の前提を挙げていくことができました。つまり、今の自分にとって日本の社会・経済システムをより良くするということがやはりファーストプライオリティで、そこに最大のアクセスを持つ役所は本来的に自分にとって最適な場所である一方、役所はそのポテンシャルを全く発揮できていなくて改善しなければならない部分がたくさんあるため、役所のより効率的なマネジメントを考えるべきであるということが最も自信のある仮説と確認できました。一方で、多くの友人との議論や教授からのフィードバック、自己振り返り、キャリアビジョングループワークなどを通じて前提となる自分自身を見つめる機会が多くあり、その中で自分自身の状況として1)プロフィットを産み出す世界から世界にアプローチしたことがない、2)日本からほとんど出たことがないため本質的に世界を知らない。ゆえに日本にしか興味が無い、という問題があり、仮説に基づいて本当に最適な決断を下せる状況にはないという事にも気づきました。これらの問題に気づけたことはこの1年の大きな収穫だと思っています。

(なお、日本の役所システムでは新卒採用が基本で一度公務員をやった人が退職して民間に出てまた役所に戻るということがほぼ不可能なため、ほとんどの役人は上記2点の問題を抱えているものと考えられます。民間出向や海外ポストも多少はあるのでそれらに挑戦できた数少ない公務員が他と違った問題意識を持っていることはありえますが、マイノリティ過ぎて全体にインパクトを与えているようには思えません。これも自分としては変えていきたい部分です。)

幸い、MBAは2年間のプログラムで夏の間に2つの問題点についてアプローチすることができます。つまり、インターンシップで1)For profitの世界に身を置くこと、2)世界の社会問題解決に貢献すること、の2つによって自分自身の問題解決に向けて大きな経験を積むことができると思っています。先輩諸氏や大学のプログラムの助けもあり、この夏に2点とも経験できることになったのは非常に運が良かったと思います。実は、この記事はインターンのためにHong Kongに向かっている飛行機の中で書いています。まずはHong Kongのヘッジファンドである程度社会に影響を与える程度の規模のお金を動かしてプロフィットを得るという経験を積むことでFor Profitの世界から社会にアプローチするという欠けていた部分を補いたいと思います。もちろん、このインターンは役所に帰って経済問題を考える際にも非常に大きな意味を持つと思います。そして、夏の後半はリベリアというつい最近まで内戦をしていた国で政府のヘルスケアプロジェクトをサポートしてきます。これは”お前は世界を知らない”という部分を補う経験になると思います。

ちなみに、1年目で自分に足りない部分を洗い出して夏のインターンである程度補い、2年目により確度の高い仮説に基づいて自分を成長させるということができるのは入学する前から入学前バージョンの仮説を死ぬほど考えてきたから可能になっているのだと思います。リファレンスになる自信のある仮説とその前提を認識していなければ入学後にゼロからスタートしなければならずかなり遅れを取ります。もちろん、卒業時に持っている仮説・結論と入学時点の仮説は異なっていることは大いにありますがそれはそれでいいのだと思います。MBAでは仮説に基づいて自分を成長させる場所という風に思う方が多いと思いますが、もう一つ大事な役割があって、自分の仮説にチャレンジする場所でもあるのです。仮説検証中は成長のフェーズに邁進できずフラストレーションというか不安に感じることもあると思いますが、それもある程度は仕方ないのかなぁと思っています。もちろん、入学時点の仮説への自信の度合いが高ければいきなり成長フェーズに乗れると思うのでより良いと思いますが、特に純ドメが海外MBAに挑戦すると色々考えさせられて仮説が揺らぐことは少なくないと思います。初海外!という方はそういうショックも覚悟しておく必要があると思います。

飛行機の時間が暇になってしまって長々書いていますが、要するに、1)MBA入学後に仮説検証にかかる期間を出来る限り短くするために入学するまでに最大限の仮説を立てておくこと、2)とは言っても多くの日本人にとってはMBA入学後に自分の仮説へのチャレンジを経験し、それを受けてもう一度考えさせられるということについて覚悟と準備はしておくべき、3)仮説に自信を持てた段階でゴールに向けた成長フェーズに入るべき、という3点を認識してMBA生活を送ると有意義かつ効率的なMBA生活を送ることができるかなぁと思います。

前々から書いている通り、現時点でこのブログはMBAで得たハードスキルや知識、経験をシェアすると言うよりは自分との対話をどう進め、何を感じ、どういう結論を得てきたのかという部分にフォーカスしているため1年目のまとめとしてこのような形で記事にしました。もちろん、ハードスキルや知識、経験、ネットワークなどについても非常に大きな収穫があったと思っています。ただ、この部分は先程から述べている通り自分自身が成長フェーズに完全に邁進できている状況ではないこと、1年目は必修中心であったことなどから2年目から少しずつフォーカスしていく部分かなぁと思っています。夏を経て本気の成長フェーズに入った暁にはどういう観点で何に挑戦したかそのプロセスや感じたことをシェアしていこうかなぁと思っています。

と、こんな感じで半人前の自分をあまり恥じることもなく曝け出して、同級生ともそんな感じの話ばかりできるのはStanfordに来てよかったことの一つだと思います。なにしろ、周りもみんな若くて青臭くて、そしてまだ半人前なのです!皆で一緒に悩んでそして卒業すると元々持っているすごいポテンシャルを各々のChange the worldに向けて発揮していくという場所、それがStanford GSBなのではないかと1年暮らしてみて思うようになりました。そういう環境を学校も意識的に作っていますし、大いに悩ませてくれます。社会人経験をある程度経てこんな環境に身を置けるのは本当に素晴らしいことだと感じますし、自分も!という方には是非挑戦して貰いたいです。

ということで飛行機はそろそろ日本列島上空に差し掛かりそうです。1年ぶりの日本ということになりますね。公費留学生は公用旅券で留学するため日本に1度帰国するとパスポートが失効してしまうのです。さて、香港へはここから更に4時間強です…。さすがに残りの時間ずっとブログを書いていたらとんでもない量になってしまいそうなのでこのへんにしておきましょうか。。。そういえば、春学期に取っていたFormation of New Ventureで個人で起業プランを作るというのがファイナルレポートだったのですがとてもEncoragingな評価が返ってきたので誰か自分が実行してやるよ!っていう人がいたら連絡くださいませ笑 

長い記事にお付き合い頂きありがとうございました。折を見てまたインターンで感じたことなどを報告したいと思います。
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プロフィール

ゆーた

Author:ゆーた
カリフォルニアのパロアルトでMBA生活を送る29歳。

Stanford MBAでの生活も終盤に差し掛かってきました。こちらでの生活を通じて考えたこと、感じたことを徒然と書いていきたいと思います。

受験記録に引き続き、米西海岸よりお便りを届けたいと思います。

Twitterやってます。
http://twitter.com/tkns1192

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